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安養寺歯科医院
富山県富山市安養寺529
TEL:076-428-8241
FAX:076-428-2010
下熊野(南)・安養寺(東)交差点の近くです。

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インプラント

不幸にして虫歯を悪化させてしまったり、部分的に歯槽膿漏が進行してしまった結果、歯を抜かなければならなくなったり、抜けてしまった場合、今までは主にふた通りの治療方法で補われてきました。

入れ歯

ひとつは入れ歯です(これは、保険で治療できます)。これは、失ってしまった部分の型をとり、そこに取り外し式の歯を作り出し入れするものです。この方法は非常に簡単で短期間に治療が終わりますが、安定はあまり良くなく、毎食後外して洗浄しないと歯肉炎や口臭の原因となります。


ブリッジ

ふたつめの治療は、抜けてしまった部分の前後の歯を差し歯にして抜けた部分を連結し一緒に付ける方法で、ブリッジと言われるものです(これも保険で治療できます)。この方法では差し歯としてセメントでしっかりと歯に付けてしますので、毎食後のお手入れの煩わしさや不安定感はありませんが、近隣の歯をある程度削らなければならず、場合によっては、神経もとらなければならないという難点があります。近隣の歯もすでに虫歯で要治療の時は別として、健康な歯であればあまりいじりたくないというのが人情というものです。
また、本来各々の歯の持っている咬み合わせの力は、上下一対で実力を発揮できるように作られています。ですから、ブリッジのように結局2本で3本分の咬み合わせの力を支えようとすると無理が生じ、近隣の歯の寿命もどうしても短くなってしまうことになります。


インプラント

そこで、前述のふたつの方法の欠点を補うべく考えられ、生まれたのが人工歯根(インプラント)手術法です。この方法は、従来の治療の概念と全く意を異にしています。つまり、近隣の歯には一切お世話にならず(利用しない)、失った部分を復活させ元通りにするという発想です。要するに、第2の永久歯である人工歯根を失った部分に埋め込み再生させる治療です。これは、非常に優れた医療技術で、歯を失ってしまった方には大きな福音となりますが、施術にあたりいくつかの注意点がありますので、次に述べたいと思います。

  • 失った歯の部分、言いかえるならば人工歯根を埋めたい場所の骨が汚れていないこと(感染していない)と骨の厚さが十分にあること。
  • 重度の糖尿病など、全身疾患があって、感染しやすい人には原則的にこの施術は向きません。
  • 人工歯根を埋入してから、一人前の歯として使えるようになるまで、約2~4カ月の待ち時間が必要です。
    ※2~4ヵ月の幅というのは、埋入する歯の位置、本数などの諸条件によって異なります。
  • いかに人工歯根が優れているといっても、決してスーパーマンではありません。
    ブラッシングは、天然の歯と同様、今以上に入念に行うことが大切です。
  • 歯やかぶせものはいくら硬いといっても毎日食事をしていると長い間には少しずつ減っていきます。また、歯の詰め物やかぶせものが取れてしまうこともあります。この状態を放置すると、咬み合わせのバランスが崩れ、人工歯根をダメにしてしまう原因となります。人工歯根を末永く使用するためには、年に1~2回の定期検診は不可欠なのです。

いろいろと事細かにお話してきましたが、これはあくまでも大まかな説明です。また、人工歯根治療は、先端治療のため、健康保険の適用がありません。従って、この治療を希望される場合は、自費負担となります。価格は、人工歯根1本につきおおむね20~30万円ですが、人工歯根は様々な要素を加味して診断されるために、綿密な治療計画が必要で治療費も個々のケースで異なります。ですから、この治療を希望される方には、是非来院してじかにチェックさせてほしいのですが、より詳しく知りたい方は是非来院して、直にチェックする事をおすすめします。




従来のインプラント治療は比較的良好な顎の骨だけに処置が可能でしたが、近年歯周病等によって顎の骨が薄く、狭くなったようなケースにも応用が可能になりました。

サイナスリフト法、ソケットリフト法
インプラントを埋入したい部分の骨量が十分でないような場合、その部分の骨を増盛してインプラント受容環境を良好にするための手術方法をサイナスリフト法、ソケットリフト法といいます。
骨の増盛は自家骨(親不知、周辺の骨)や人工骨(薬事法で認可済)を移植することで、その部分に新生骨を再生させ、その結果インプラント治療を可能にするのです。

サイナスリフト法は複数歯にわたって骨の吸収が見られる場合に用いられる施術法で、ソケットリフト法とは骨の吸収が1~2歯に限局している場合に用いられます。サイナスリフト法及びソケットリフト法ともに、従来のインプラント手術に加え、より高度の臨床知識、技術、そして設備機器が求められますが、当院ではインプラント学会、口腔外科学会の各専門医とのタイアップにより、より多くの患者様の症例に対応しています。
骨が薄いということで、インプラント治療を断念された方は無論のこと、この治療についてのご質問等のある方はお気軽に当院までお問い合わせ下さい。