皆さんは、歯医者さんが好きですか? 絶対に嫌いに決まっていますよね。歯の治療は恐ろしいし痛いしあげくに治療費は高い……。良いことなんてひとつもないと思っているかたがほとんどでしょう。だから、「治療しなくちゃ」と思っていてもついつい足が遠のいて「どうにも我慢できない」という状態で慌てて飛び込む、というのが実情ではないでしょうか。
そこで、私たちは「もし自分が患者だったらどんな診療所を選択するか」話し合ってみました。すると、逆に、皆さんが歯医者嫌いになった訳がだんだんわかってきたのです。
ものすごくリアルな声を以下に集めてみました。
- 外観、内装が汚い、不潔っぽい。
- せっかく意を決して訪ねたのに予約だけで帰されてしまった。
- 歯科医院独特のあの臭いが苦手で鳥肌がたつ。あの削る音をきくだけで悪寒がする。
- 愛想の悪いスタッフは見ていて腹がたつ。なれなれしくされてもムカツク。
- 痛くされるのはまっぴらごめん。
- 先生はハンサムで女性スタッフは美人でないと損した気分。
- 診療室や治療器具が汚いと怪しいかんじがする。
- 院長の鼻毛、女性スタッフのスネ毛が気になって仕方ない。
- 説明もなくいきなり治療を始めると帰りたくなる。
- 人の歯だと思ってポンポン抜かないでほしい。
わかるわかると、と同感される箇所がありませんか。当医院では、こうした問題点を全て?解決すべく、全員で日々努力を続けています。
さて、冗談はさておき、当医院の診療全般に対するコンセプト(姿勢)について少しお話したいと思います。
初めて歯医者さんを訪れる患者さんは、少なからず治療に対する恐怖心からテンションが上がっています。過度の緊張の持続は、身体にも影響を及ぼし(交感神経のバランスを崩し、抹消血管に至るまで血流量に異常をきたし、その結果、炎症反応を憎悪させます)歯科治療を不必要に困難なものにしてしまうのです。そこで、私たちはまず第一に恐る恐る来院された患者さんの緊張をいかにほぐすことができるかということを一番に考え様々な観点からアプローチしています。例えば、アロマテラピーの導入です。アロマオイルを用いた芳香治療を歯科治療にとりいれた場合の効果は医学的にも実証されています。使用しているアロマオイルも無添加100%のピュアな精油。香りは、最もリラクゼーション効果が高いといわれているラベンダーを使っています。このため、当医院では、あの歯医者さん独特の嫌な臭いがしません。
また、ヒーリングミュージックによるリラクゼーション効果も絶大です。音楽は院長が自ら選んだピアノ音楽が中心。ピアノの奏でるやさしく繊細なメロデイーは心を落ちつかせてくれます。ヒーリングミュージック聴取時の脳波計は、それを用いないときの治療と比べて明かに安静状態を示し、スムーズな治療導入が得られるのです。
これらは患者さんの最も気になるいわゆる無痛治療につながってゆきます。除痛効果のあるとされる笑気ガスや表面麻酔の併用もさるとこながら、今述べたような心身一如の治療が功を奏するのです。